カテゴリ:フォトアルバム( 167 )

猛暑日

梅雨明け1週間足らずでがんがんの猛暑。
木陰から木陰へ、「けんけん」みたいに歩いていると、木の枝に異物が。
コアラかナマケモノか洗濯物みたいにだれ下がった猫だった。
背中が木の葉模様に日焼けしますよ~、と教えてあげたい。
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by miltlumi | 2014-07-26 21:33 | フォトアルバム | Comments(0)

夏至の翌朝

雨の音でふと目覚める
4時40分。外はもう明るい
起き上がって窓を開けてもう一度耳を傾ける
いつもの雨の音とちがってほんの少し音階が高い
それは階下のテラス一面に張られたビニールシートのせい
このマンションは大規模修繕工事の真っ最中なのだ

窓を開けたままにしてカーテンも開く
雨の音がベッドにまでよく届くようになる
そのまま本格的に起きてしまうというアイディアも魅力的だったけれど
やっぱりまた眠ってしまった

次に起きたのは9時。雨は真っ直ぐに降りしきっている
外の植栽の緑が窓枠に四角く切り取られて絵のようだ
ついこの間おなじような風景を見た
美術館の横にある吹き抜けのカフェ
夕立に洗われたばかりの緑がはめ込みガラス窓の向こうに煌めいていた

早く起きたのに遅く起きた朝
何の予定もない雨の日曜日 
わけもなく幸せな気分になる
ユーミンの「12月の雨」を聴いてみる
今はまだ6月だけれど
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by miltlumi | 2014-06-22 15:33 | フォトアルバム | Comments(0)

雪の風景

ひしゃげゆきだるま
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別れ道
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整列行進
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雨上がり、と言うけれど、雪上がり、とは言わない。
積もって、残って、地面を真っ白にして、雪なごり?
明日は晴れるといいなあ。そしたら、雪ひかり?
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by miltlumi | 2014-02-15 17:56 | フォトアルバム | Comments(2)

真冬のバリ

 真冬にバリ島に行く、という贅沢をするのは今年で3回めだ。最初は、たまたま思い立って組んだ日程が大寒過ぎだったというだけだが、雪の心配をしながら空港に行って、飛行機に乗って降りたらそこはまばゆい常夏のパラダイス、というギャップに病み付きになった。この時期、件の地は雨期なので旅行代金が1年で一番安いというおまけつきである。しかも、どういうわけか飛行機はガラガラ。我が物顔である。わはは。
 雨期といっても、夕方にわかに掻き曇ったかと思うとざあああっとすごい勢いで雨が降ってきて、1時間ほど経つとけろりと止む、ただそれだけである。乾期のほうがちょっと涼しいらしいが、アスファルトとコンクリートで人工的に熱せられた東京に比べたら、熱帯の雨期のほうがまだ涼しい。かくして、バリ島行くなら1月に限る。

 しかし、脳みそが年々硬化してきている私は、つい暦のトラップにはまってしまう。タンクトップやら短パンやら水着を荷造りしていると、つい反射的に「でもあっちも結構寒いんじゃないか」と思ってしまうのである。んなことあるわけないじゃん、とアタマではわかっていても、現実の私はフリースのセーターにうちの中でも綿入れのジャケットを羽織り、靴下2枚重ね。こんだけ寒いんだから、ウブドも意外に夜は冷えたりして。肩丸出しのスリップドレスなんてやばいんじゃないか。
 不安になって、やおら立ち上がるとPCに向かう。アクセスするのは、ネットの天気予報ではなく、写真ホルダーである。毎日何十枚も撮るから、時々刻々の天気や服装をつぶさに復習することができる。みれば、UVカットヨットパーカーを日焼け予防に羽織っているときこそあれ、寒さ対策が必要だったときなどどこにも見当たらない。行き先は熱帯なのだ。心配ない。
 あと36時間後に、もろ肌脱いでキャミソールにミニスカなんて、そんな年甲斐もなく、じゃなかった季節はずれの格好するなんて、想像するだけでも鳥肌が立ちそうだけど、きっと確実に飛行機は私をパラダイスに運んでくれる。
 よし。大丈夫だ。東京はこの時期らしい寒さです、なんて言ってるけど、冬服は現地では無用の長物。荷物を最小限にするためにも、夏服を何枚も重ね着する。タンクトップ、半そでTシャツ、(念のため、冷房除けに)シルクの長そでシャツに去年の夏のバーゲンで買っておいた新しいパーカー。これだけ着込めば、あとは上にしわにならないハーフコートで十分だろう。

 というわけで、あっというまに飛んできてしまった、真冬のバリ。緑と青。ふたたび。
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by miltlumi | 2014-01-29 11:37 | フォトアルバム | Comments(2)

恭賀新年

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2014年の穏やかな幕明け。
今年も楽しく健やかに過ごせますように。
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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by miltlumi | 2014-01-01 17:26 | フォトアルバム | Comments(0)

冬の朝

一年のうちのこの時期は一番日が短いので
東に向いた窓の外のビルの合い間からお日様が昇ってくるのが遅くて
シリアルとコーヒーの朝食を食べようとする時間は
まだ部屋の中には光はなくて薄ぼんやりした陰のままなのだ
灯りをつけようかどうか少し迷ってそのままにして
テレビもつけず新聞も広げずベッドルームから持ってきた本も閉じたまま
ぼんやりと食事を始めると
音も立てずにするりと猫が部屋に忍び込んでくるかのように
ダイニングテーブルの上に一本の光の線が現れる
じっと見つめていると今度はその線の横に影が現れて
その影が明らかな形を作ってその横にさらにまたもう一本の光が現れる
斜めに差し込んでくる朝陽が正確なそして意外な速さで
テーブルの反対側に置いた椅子の背もたれをなぞって光と影のだんだら模様を描く
気づくと部屋の半分だけが斜めに切り取られたように朝陽で満ちあふれている
地球が回っている
こんなに速くこんなに正しく
一昨日の午後に見た東の空の半月が夜の八時には中天に輝いていていた
あのときと同じようにやっぱり地球は回っている
ただそれだけのことだけどこのたった数分間の光景は
何億円もかけて何百人もの人々が創った二時間映画を観たときにも匹敵する
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by miltlumi | 2013-12-14 08:20 | フォトアルバム | Comments(0)

紅葉

年々温暖化が進む東京。
ようやく始まりかけた紅葉。
ちょっと変わった風景に出会った。

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by miltlumi | 2013-11-22 14:09 | フォトアルバム | Comments(2)

なめてはいけない (下)

(上)はこちら・・・
(中)はこちら・・・
 命からがら?たどり着いた門の真下は、文字通り屏風岩。先端が鋭く切り立ち、岩をまたいで人一人がようやく腰をおろせる狭さ。その向こうには、青空をバックにさらに連なる妙義山の峻峰。一瞬、わあきれい、と感動するが、ふと行く先を見ると顔がひきつる。登ってきたのよりさらに急な崖が、陰になっているせいで不吉さをいや増し、奈落の底に向かってまたもや鎖が…。これ、降りるの? 
「引き返そう」
速攻決断。ただでさえ小さい探究心は雲散霧消。三十六計、逃げるに如かず。

 たてばりをそろりそろりと下る。降り切って1m2程度のスペースに立つと、60過ぎの女性二人連れが横ばいを這ってくる。赤ジャケットの人に比べ、慣れてない感じの白柄ジャケットは、もう口もきけないくらい緊張している。ひきつったままたてばりにしがみつく背中に、思わず声をかける。
 「岩の隙間じゃなくて、岩肌に足をかけて!」
a0165235_19522694.jpg 自分が登るより、人が登るのを見ている方がコワい。アタマがくらりとして、こっちが崖下に落ちそうになる。横這いをとっとと戻ろうとしたら、今度は70過ぎの夫婦。こちらにも声をかけずにはいられない。
 「気をつけてくださいね!」
 ぴかぴかのピンクのジャンパーにボブカットをきれいに茶色く染めた奥さんが、震え声でけなげに応じる。
 「あたくし、ウォーキングもしたことないんですのに…」
 まじですか。やめたほうがいいですよ。ここ、登ったら次に降りなきゃいけないんですよ。そう喉まで出かかって、へたに恐怖心を煽ってビビらせてもいかんと、言葉を飲み込む。彼等がどうにか渡り切った「よこばい」を慎重に戻り、平たい地面に戻る。

 「ぶ、無事に帰って来られてよかった」
 「すごかったね」
 「予想以上だったね」
 「あはははは」
 人は、ぴんぴんに張りつめた緊張から解き放たれると、意味もなく笑いたくなるものなのだろうか。生還できた喜びが、我々を饒舌にする。

 すれちがいに、何人もの無辜の人々が登って行く。やばいですよ。なめたらだめですよ。かーなーり、大変ですよ。一人一人に話しかけたくなる。
 しかしまがりなりにも彼等は皆、登山靴・登山リュックにストックでしっかり装備を固めている。一番なめてたのは我々である。チョコレートひとかけどころかPETボトルも持っていない、何しろ手ぶらである。
 いやはや、面白かった(後の祭り、じゃない、喉元過ぎれば…、ってやつですね)。行ってみた甲斐があった。よかったよかった。今だから言える、余裕の(?)発言。やはり探究心は大切である。おかげさまで貴重な体験をしました。

 ホテルに戻って調べたら、あの「かにのよこばい」でも死亡事故が起きていた。妙義山さん、なめてました。ごめんなさい。   (おしまい)
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by miltlumi | 2013-11-18 19:59 | フォトアルバム | Comments(0)

なめてはいけない (中)

(上)はこちら・・・
 すぐ近くに見えるわりには、つづれ折りの道は意外に遠い。次に上から来た男性が、「けっこう大変ですよ」と不吉なことを言う。
 「片足一本しか入らない岩の間で、抜くのも大変。そこを鎖を伝っていくんですよ」
 片足一本? どういうこっちゃ。ちょっと不吉な予感がする。でも、ここまで来たらとにかく行くしかない。

 そして出てきた「かにの横這い」。左手の第二石門からつながるつるりとした岩肌に、先ほどの「こてしらべ」と同じ鎖が、今度は横に張られている。足場は…。最近はやりのボルダリングみたいなわずかな岩の突起。げげっ。
 右手には、グランドキャニオンを思わせるぶっとい円柱形の岩がどどんとそびえたち、手前はオレンジ色に黄葉した木々、はるかかなたに青く霞む山並み。きれいな景色だな~。と、見惚れてはいけない。何しろ足元は、まさにボルダリング状態。そのまますとーんと崖なのだ。きゃしゃな落葉樹の枝なんて、何の支えにもなりそうにない。しかも根元は落ち葉フカフカの土ではなく、がちがちの岩。するりと足を滑らせたら最後じゃ。げげげっっ。

a0165235_8434471.jpg これまで歩くうちに暑くなり、脱いで腰に巻いていたジャケットを固く結び直して、いざ、と鎖にしがみつく。幸い、足場は太陽に照らされて乾いているから、ゆっくり次の一歩を見定めながら進めばどうにかなるが、これ、雨上がりで濡れてたら、ヤバいね。

 どうにかクリアした「かにの横這い」の後、今度は縦に10mほどの「たてばり」。まじ、片足一本しか入らない岩の亀裂。その亀裂も割けよとばかりに、直径2㎝くらいの鉄の杭がところどころに穿たれ、杭と杭の間に、例のぶっとい鎖がたらーん、たらーんとたれている。アスレチックとかそういう、生ぬるいもんぢゃないぢゃん…。
 先に登って行く連れは、亀裂に片足突っ込んでは、抜くのに苦労している模様。お気に入りのキャンバス地のスニーカー、確実に擦り切れてるね。

 亀裂の両脇に接近する岩がごつごつしているのを見た私は、亀裂ではなく岩に足をかけたほうがラクそうだと咄嗟に判断。忍者の壁上りである。がしっと鎖をつかみ、首にぶら下げたカメラが岩にあたらないよう注意しながら一歩一歩、ずごっずごっと登って行く。昔から、女だてらに36kgだった握力の有難味を痛感する。やわな握力が力尽きて「いやん」なんて手を緩めたら、一巻の終わりです。
                                     ・・・(下)につづく
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by miltlumi | 2013-11-17 08:46 | フォトアルバム | Comments(0)

なめてはいけない (上)

 探究心が薄いタイプである。表面だけぺろんと舐めて、「あ、わかった、そういうことね」と納得し、それ以上突っ込むことをしない。「そういうこと」が「そういうこと」であればそれでもいいのだが、世の中、想定外、ということが頻発する。
 妙義山がそれであった。軽井沢の手前、唐突に現れる水墨画みたいな峻嶮な山並みを何度か目にしたことがあった。まあつまり、そういうものだと思っていた。

 間近に見るともっとスゴイ、というので、このたび行ってまいりました。たしかにスゴイ。いきなり切り立った岩の壁。「屏風岩」という名前そのもの。麓の駐車場からいきなりそそり立つ景色に驚嘆しつつ、十分わかった、と私の浅はかな探究心はそこで終止符を打った、はずだった。
 ところが、連れが「第一石門ってとこまで行ってみない?」と言い出した。

a0165235_923572.jpg 天然の石の門。そういうの、カナディアンロッキーでもメルボルンのポートキャンベルでも見たことあるし。でも「すぐそこだから」と言われ、手ぶらでぶらぶら登り始める。出てきたのは、屈強な鎖が垂れ下がった岩肌。「かにのこてしらべ」と看板が張り付いている。あ、わかった、この鎖につかまって登るのね。そういう場所があるとガイドブックに書いてあったから、さほど驚かない。日頃ジムで鍛えた握力・脚力にモノを言わせ、難なくクリア。
 ほどなく見えてきた第一石門。なんや、大したことないやん。と思ったら、実は意外に遠い。親切な高尾山あたりとちがって、丸太の階段なんてものはなく、先人が踏み固めた天然自然の岩や木の根を登って行く。ようやくたどり着くとその高さにびっくり。しかも門をくぐるにはまず相当な傾斜の岩をよじ登らねばならない。ちょ、ちょっと、ワイルドじゃない? ちょっとだけ想定外。まあでも、これで石門クリア、よくわかりました。

 引き返そうとしたら、再び連れが「第二石門が見えるとこまで行ってみようよ」 えっ。そんなん、いくつ見ても一緒じゃん。それより軽井沢のカフェは? という言葉を飲み込み、岩肌に白く描かれた矢印の方向に進む。先ほどにも増してワイルドな急坂、というより崖? 
 上から降りてきた夫婦連れに「第二石門までどのくらいですか?」と尋ねると、「ああ、そこ登ったらすぐですよ」と言われ、気を取り直して進む。そして出てきたのは、どわーんと立ちはだかる岩のはるか上にぽかりと青空をくり抜いた第二石門。見えた。あれか。第一より狭いみたい。高いね。わかった。ありがとう。

 「せっかくだから、行ってみない?」 私とちがって探究心旺盛は連れは、先へ先へとのめりこんでいく。もう十二分にわかったのになあ。まあでも、たしかにせっかくだし。こうやって、私一人では決して行かなかったであろうところに行き、面白い体験をしたことが何度もあるし、わりと近そうだし。軽く思ってさらに踏み込んだのが運のつき、であった。
                                   ・・・(中)につづく
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by miltlumi | 2013-11-16 09:04 | フォトアルバム | Comments(0)