2018年 09月 03日 ( 1 )

住めば都

 正直言うと、今回の旅行のホテル選びは、ちょっと失敗だった。
 スリランカでアーユルヴェーダ三昧したい、というのは、ここ5年越しくらいの希望だった。今年こそ、と思って、情報収集のためにググった体験ブログに、このホテルが出てきて、お医者さんがスゴい、というので、これだ、と一発決め。空港から20分という地の利に、さらにポイントが高まり、他のホテルと比べもせずにExpediaで予約を入れてしまった。
 予約後キャンセル料無料の24時間以内に、Trip Advisorその他のサイトをチェックしたとき、レイティングが今いち最高レベルでないのには気づいた。が、仕事が立て込んでいたこともあり、ま、いっか、とそのまま確定させてしまったのだ。

 チェックインして、スーツケースをがしっと抱えたお兄さんに付いて、Expediaの写真どおりのプールサイドを横目にさまざまな木の葉が型押しされたブロックの歩道を歩いて、マホガニー色の木の階段を3階まで昇り、205号室に入る。
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 エアコンがないことはExpediaに書かれていたし、そもそもエアコンつきのホテルが少ないと地球の歩き方に載っていたし、東京よりずっと涼しい。バスタブがないことも、毎日アーユルヴェーダするんだから、別にいいや、と割り切っていた。
 問題は、ソファの布地にしみがついていること。書き物デスクが小さすぎること。その前に置かれた籐椅子の座面が少し黒ずんでいること。バスタオルの白さが足りず、しかもなんとなくしめっとしていること。ハンドタオルがないこと。ボディーローションがないこと。
 う~ん。ヤラレた。ここで6日間も暮らすのかぁ。ちょっと沈んだ気持ちになる。せめてもの救いは、WiFiのスピードが思ったほど遅くないことだ。

 シャワーを浴びて、さらにヤラレた、と思う。お湯こそ出るものの、水圧と温度が一定でなく、熱くなったりぬるくなったり、ざーっと出たり勢いなくなったり。
 挙句の果てに、寝る段になってライトを消そうと部屋中のスイッチを押しまくったが(最近の日本のビジネスホテルみたいに、ベッドサイドにスイッチが集約されているなんてことは、ここでは望めない)、窓際のライトのスイッチのありかがどうしてもわからない。仕方なく、つけっぱなしで寝る。そのせいかどうか、初日の夜は2時間置きに目が覚めた。

 2日目の朝。開けっ放しの窓から朝の風がそよいできて、涼しいくらいである。色とりどりの鳥の声。
 ヨガ教室の前の朝シャンで、水圧と温度の変化に一定のリズムがあることに気づき、そろそろ冷たくなりそうと思ったらシャワーヘッドをそらす。昨夜手洗いした洗濯物はまだ乾いておらず、そのしっとり具合がバスタオルと同じだ。この国の湿度では、五月晴れの東京みたいな洗濯物の仕上がりは期待できないようだ。おかげでボディーローションがなくても、肌の調子は悪くない。
 一晩中ベッドを煌々と照らしていたライトのスイッチは、ベッドの反対側の脇にあった。

 ヨガ教室。朝食。最初のアーユルヴェーダ診断とマッサージ。部屋に戻ると、ちょっとしめったバスタオルでできた象がベッドの上で私を待っていた。
 そしてランチは、私の身長と体重に合わせた分量にカスタマイズされている。アットホームな気分になる。ランチ後に狭いテーブルでネットチェックをする。超薄型VAIOは場所をとらないから、十分作業ができる。

 チェックインから24時間後。すでにこの部屋に馴染んでいる自分がいる。


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by miltlumi | 2018-09-03 01:32 | スリランカ♡アーユルヴェーダ三昧2018 | Comments(0)