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Solution Provider

 この前、仕事のことでちょっと話が訊きたくなり、業界のインサイダーと思しき知り合い男性に「仕事の相談があるんだけど…」と声をかけて一緒にご飯を食べた。期待通り彼は業界の色々なことを知っており、とりとめもない私の話にちゃんとコメントしてくれた。とても気分が軽くなった私は、別れ際に最大限の感謝の気持ちを込めて「今日は私のよもやま話につきあってくれてありがとう」と言った。のだが。
 一瞬眉間にしわをよせた彼の一言、「…よもやま話?」 きゃっ ごめんなさいっっ 「貴重なアドバイスを下さり、ありがとうございました」って言わなきゃいけなかったのね。まずったなあ、と思いながら帰宅した翌朝、彼から「昨日アドバイスしたXXの件、この記事を参考にしてください」という追い打ちメールが。

 「話を聞かない男、地図が読めない女」を始め、もう方々で言い尽くされていることだが、男性は女性から相談を受けると、具体的な解決策を提示しなければ、という義務感にかられる、らしい。男は天性のSolution Providerである。インサイダー君は、私の「よもやま話」につきあったわけでは決してない。Solutionを提供したのである。URLのお土産付で。
 マンモス理論を敷衍してみるに、おそらくこういうことじゃないかと思う。つまり、男性の存在意義は、何かを「する」ことにある(子孫繁栄という究極の目的のため、彼は3秒の放出を「する」。そしてマンモスを「狩る」)。英語でいうと、”DO”。この”DO”と対局を成す概念が”BE”=私がここに「いる」、とか私は私「である」とか。だから、女性のだらだら話につきあって、ただその場に「いる」、そして適当に相槌を打つだけ、なんてなんてことは絶対にできない。”DO”の存在意義がないもの。

 NLP(Neuro Linguistic Programming)という一種のコミュニケーションスキルの中に、「メタモデル」と「ミルトンモデル」という概念がある。メタモデルとは、相手の曖昧な発言に対して具体的な質問をして、相手が本当に言いたいことを明確にするスキル。一方ミルトンモデルは、曖昧な言葉がけをすることによって、相手の望む体験(気持ち)に導くスキル。
「私、すごく困ってるんだ」
 →メタ対応「何に困ってるの? すごくってどのくらい困ってるの? どうして?」
 →ミルトン対応「そうなんだ。困ってるんだね~ 大変だね」
 相手が具体的なSolutionを求めている場合は、メタクエスチョンで徹底的に状況をClarifyして最適な解を提供することが喜ばれる。けれど、少なくとも女性がOff dutyの場面で「困ってるんだ」と言うときは大体の場合、ミルトン対応のほうを求めているのだ。

 年始の休み中、お節の肴に「メタ」と「ミルトン」の単語(だけ、男とか女とかSolutionとかは言わない)を披露したところ、高校1年の甥が膝を打った。「わかった!俺ミルトンしてたんだ。女子っていつも愚痴言いに来るんだけど、ミルトン返事してると勝手に『ありがとう!気分よくなったわ』って去ってくよ」と言った。
 彼は16歳にして男と女の機微をわきまえている。

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by miltlumi | 2010-02-02 16:23 | マンモス系の生態 | Comments(0)
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