遮光カーテンの不在、無敵の長靴、そしてセレンディピティー

遮光とか遮音カーテンの話から始まって、
ぐっすり眠れるとか健康には早歩きがいいとか言う話をしていた。
それで、つい夜更かしをして、今日は午後まで予定がないのをいいことに、
目覚まし時計をかけずに寝た。

起きて、遮光でも遮音でもないカーテンを開けると、雪!! 時計は11時をさしている。
曇った雪空のせいで明るくならないし、雪が街の音をみんな吸い取ってしまうから。
だから目が覚めなかったんだ。これだけ寝られるのは若い証拠だもの。
誰に言い訳するでもなく、しきりに落ちてくるぼたん雪を見ながら一人ごちてみる。

丸の内と虎ノ門で入っている予定の合間に、a0165235_1849598.jpg
日比谷公園に行こう。
オフィスワークにしては厚着で、
がっちり長靴を履いて意気揚々と家を出る。
去年の梅雨時に手に入れた、
膝まである黒のパテント。
冬のブーツにも見えるおしゃれさが
とても気に入っている。

丸の内のオフィスからは皇居が丸見え、
絶好のロケーション。
さっさと仕事を片付けると、社長室に忍びこんでシャッターを切る。

そして日比谷公園。a0165235_10413310.jpg
終業時間にはまだ少し早い平日の雪の日、
人影はほとんどない。
長靴の威力を大いに発揮してもらい、
雪から変わった雨でじゅばじゅばの道を
早足で歩きながら撮影スポットを探す。

帝国ホテルのガイジンが、ジャパニーズ!
と感嘆するような雪吊りの松。
きのこの山みたいな雪帽子を被った池の杭。


a0165235_1853290.jpg枝に雪の積もった梅にカメラを向けた瞬間、
いきなり視界に入ってきたのは、鶯!?
快哉の叫びを上げそうになるのを抑え、
つがいの2羽を驚かさないように、
あれこれと望遠レンズを調節する。

ようやく咲いた花の蜜に夢中で、
彼らはなかなかその木から去ってくれないから、
虎ノ門での約束を気にしながら、
何度もシャッターを切る。

結局、日比谷公園の南西の端から虎の門の交差点まで、
健康的に速足をするはめに陥り、目的地についたら厚着の下は汗だくだった。

ようやくうちに帰って、わくわくしながら写真を見たら、
鶯は、最初に偶然撮れた写真が、一番きれいだった。
遅く起きた日の、セレンディピティーな雪の午後。

追記:写真の鳥は、鶯ではなくメジロだそうです。やませみさん、教えてくださってありがとうございました!
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by miltlumi | 2012-02-29 23:32 | フォトアルバム | Comments(5)
Commented at 2012-02-29 23:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-03-01 12:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miltlumi at 2012-03-01 13:48
ひゃあ、やませみさん、アナタだったんですか!? ブログアクセスしていただき、ありがとうございます! やっぱ鶯に似てるよね。持ち上げたときのメジロの軽さ・・・ 命ってふしぎですよね。
これからもよろしく!
Commented by ちとせ at 2012-03-02 08:52 x
また写真の腕を上げたね~!! メジロ、かわいい♡
Commented by miltlumi at 2012-03-02 21:57
ちとせちゃん、ありがとう! カメラって楽しいわ~♪
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