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結婚の条件

(今日のエントリーは、エリート男性はお読みにならない方がいいかもしれません。刺激が強いかもしれないので。)

 聞いた話だが、とても優秀な大学の男子学生が、自分の大学のサークルでとても可憐な女子短大生と知り合った。彼はその大学を優秀な成績で卒業し、超一流企業に就職し、その女性大生と目出度くゴールインして、玉のような女の赤ちゃんにも恵まれ、めきめきと出世し、そして迎えた40代。年頃になった娘に、妻がこんこんと人生訓を説いているのを耳にした。
 「いい? 男は顔や性格じゃありません。学歴と就職先よ! アナタの彼はW大からM商事内定? よし、いいんじゃない。それで行きなさいっっ」
 娘が自室に引き上げたあと、彼はおそるおそる妻に尋ねた。「あのお、俺と結婚したのは、大学と会社のせい?」 妻は間髪いれず「当たり前でしょ」

 これぞパンパース女性の鑑。ここまで割り切れるものかと、恋愛や結婚に(いまだに)ロマンチックな要素を求めている私としては、脱帽するしかない。恋愛は結婚のプレリュード、結婚は子孫繁栄のための社会保障制度。優秀な子孫を残すには、優秀なDNAと掛け合わせるのが、生物始まって以来の鉄則。マンモス狩りの腕でDNAの優劣を測ることが不可能になった今、女は文部省や駿台・代ゼミ、東京証券取引所その他の公的機関による公開情報に基づいてDNA判定を行う。
 ちなみに、彼と彼女が属していたサークルは、同様なカップルが複数誕生したそうだ。フィーリングカップル5:5(古いね)全員がハッピーエンド、みたいな離れ業ができたのは、短大側があらかじめ厳密にアロケーションを決定したおかげ。1人の男性を2人の女性が奪い合うといった無駄なエネルギー消費を、計画的に回避する彼女らの作戦に再び脱帽。

 でもこの男性、「当たり前でしょ」と言われて、ぐわわわんん…と落ち込んだものの、だからと言っていきなり離婚を決意するわけでもない。発端はともあれ、既に20余年の月日を共にした糟糠の妻(古いね)。パンツも洗ってくれるし、一緒に旅行にも行ってくれる(行き先決定権は妻と娘に握られ、唯一自分が握っている財布のヒモも武装解除されて、毎年ハワイでDuty free shopping三昧されてるそうだが)。へたに離婚なんてしたら、この先の給料も退職金も年金もみーんな半分(+娘分)とってかれて、自分は慣れない手つきでお米なんぞ梳いたりして(最近は無洗米があるか)、みじめったらしい。

 結婚とは、恋愛の終着駅ではなく、単なるGesellschaftの一形態。
 「大学と会社」というシンプルな判断基準しか持たない妻は、天下泰平。
by miltlumi | 2010-03-22 23:26 | マンモスの干し肉 | Comments(2)
Commented by t1968 at 2010-03-23 08:09 x
ふか~く首肯致しました。
結局、男が安定した結婚生活を志向するなら、割り切って「パンパース女性」の幸福に隷従するしかない、と思います。この男性、賢明です。
ゆめゆめ「マンモス道」を極めようとはせぬが善し。「マンモス道」と「(男にとっての)幸せな結婚生活」は究極的には両立しません。(←身をもって確認済)
しかし、もともと「マンモス道」は女性に受け容れてもらうことが本来の動機付けの筈。だから「男はつらいよ」なんだよね…。
でも、バランスよく立ち回っている諸兄(…というより「諸賢」か)も居るし、いや、むしろそういう人のほうが多いな…。ってことは、これって「ナントカの遠吠え」ってこと?
Commented by miltlumi at 2010-03-24 09:52
え、でも、マンモス男性にどんどん狩りに出て、パンパース+干し肉な妻と幸せに暮らせる男性もいますよ。結構たくさん。平凡ないいかたですが、千差万別。
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