先週、友人に「あと1年で死ぬと宣告されたら、何する?」と聞かれ、
「マチュピチュを見に行く」と反射的に答えていた。 でも、よく考えてみると、カピバラを見にアルゼンチンに行くのもいいかもしれない。 私の人生の心残りは、南米大陸にあるみたいだ。 (上野動物園のカピバラの親子) #
by miltlumi
| 2010-08-09 12:45
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改めて言うまでもないことだが、インターネットは本当に便利だ。かぐや姫が貴公子達に求めた宝物って、イワツバメの巣と他に何だっけ、と思ってググると、即「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠の裘(かわごろも)」「龍の首の珠」そして「燕の産んだ子安貝(イワツバメの巣ではなかった)」
もちろん、調べたのには理由がある。消費税率アップをライフワークにしていた(はずの)知り合いの霞が関官僚。官民交流プログラムに基づいて民間企業に出向することが内定したとたん、その企業のショールーム巡りを始め、海外のフラッグシップショップにまで遠征し、にわかマーケティングマンに変身した。実は消費税担当の前は、別の部署で法人税削減に人生を捧げていたらしい。 「もしかして、アドレナリンさえ出せれば、目的は何でもいいんじゃないですか?」と皮肉を言うと、「そうですよ」と爽やかな笑顔を返された。あ、これは敵わん、と思った。 無目的型マンモス狩り。「マンモス」を狩りたいのではなく、狩れるものならなんでも、目の前に現れた獲物を反射的に追いかけて、アドレナリンを出すことに無上の喜びを見いだす。しかも彼の場合、それが反射的であることを自覚した上で、その無意識的行動を許容している確信犯。 「男らしい」男には、誰に何を言われようとも自分の信条を曲げずにやり通す「自己目的型」と、外から言われたことを(疑問を持つことなく)自分の目的と置き換えて速やかに遂行する「実は無目的型」がいる。 かぐや姫を射止めたい(これは明らかに気高い自己目的である)と思った男たちも、荒波に船出しているかいないかわからない龍を追いかけるとか、幾重にも連なる深山を超えて蓬莱にたどりつくとかいかにばからしい目的か、冷静に考えればすぐわかるはずなのに。それでも、目的を目の前に提示されると、つい反射的に本気になって命を賭けてしまう。それが困難でナンセンスであるほど、もしかしたらアドレナリンがいっぱい出るのかもしれない。 しかも、一度アドレナリンを出す快感を味わうと、アドレナリンを出したいが故にあえて困難な課題に果敢に取り組むようになる。かぐや姫がいなくても、アドレナリン放出が究極の目的と化す。「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠の裘」と「法人税削減」「消費税率アップ」「B2B2C商品マーケティング」が、重なってみえる。 その点女性は、自分が別にやりたくもないことを「目的」にする、なんて非論理的なことはしない。サラリーマンの世界で女性が出世しにくいのは、そのせいかもしれない。営業から管理部門に行って人事を経験して本社経営企画、なんて支離滅裂な経歴を粛々と受け止めないと「ゼネラリスト」にはなれません、なんて笑止千万。ましてやアドレナリンなんて頻繁に出してたら、身体に負担がかかってしょうがない。早死にするだけでしょう。 #
by miltlumi
| 2010-08-08 10:38
| マンモス系の生態
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「無友不如己者」
論語の一節。「己に如かざる者を友とするなかれ」と読む。友を選ぶときは自分より優れた人物を選べ、というのが通常の解釈だが、それだと需給関係上、世の人間は誰一人として友達がいなくなってしまう。ゆえに、というわけでもなかろうが、渋沢栄一は「友なるものは、その徳を友とするなり(友を選ぶときは、何か徳がある人を選ぶ)」という注釈を加えたそうだ。誰にでも何かしらひとつくらいは「徳」があるから、これなら誰とでも友達になれる。 これを聞いた友人(男性、年下、でも既婚)は、「僕にとっては、花の名前を知ってる人とか、料理ができる人はそれだけで尊敬できます」と言った。やった”V” これまでの人生の過半は庭のある一軒家に住んでいたから花はたくさん植えたし、冷蔵庫にある素材で3種類の料理をひねり出すのはわりと得意技。それで尊敬していただけるなんて、光栄♪ 昨日のエントリーに「自分を愛してくれることはもちろん、経験豊かで尊敬できて、学べる面をたくさん持っていて、ついでにおいしいレストランや隠れ家温泉を知っている男性」と書いたが、実際のところ、ジョーカーみたいなオールマイティーを待ち焦がれるほど私もウブではない。 しばらく前から、女友達との間で「TPO」がキーワードとなっている。一人の男性に全てを求めるからmission impossibleになってしまうわけで、逆にこちらだって「可愛くて優しくて思いやりがあって自立していてしっかりしてるけど男を立てることをわきまえていて…」とか並べたてられても、対応不可能。 お互い、用途(?)に合わせて使い分けるのがWin-winの秘訣であろう。映画を見る、おいしいものを食べる、人生について語り合う、仕事の相談をする、旅行に行く、…その分野で気の合う人と、その都度行動を共にする。 そうすれば、マーケットは無限大に広がる。 あまりハッピーな結婚生活を送っていない男性が、 「100点満点っていうのは、難しいよな」と言った。思わず、 「何を以て100点満点とするか、じゃないですか?」と返したら、尊敬の眼差しで見つめられた。 #
by miltlumi
| 2010-08-07 11:56
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