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広尾セガフレード、金曜日16:30~17:30

1.見るからに北欧人らしい、金髪碧眼に透き通るような肌の女の子と男の子を連れ、乳母車を押す女性(たぶんフィンランド大使館員のフィリピン人メイド)。
2.だぶついたTシャツにワークパンツ、スナック菓子を掻き込みながら猫背気味にべたべたと歩いていく高校生(ゼッタイに麻布高校2年生)。
3.頑張っておしゃれしてきました、と言わんばかり、つば広の黒い帽子に腹の線丸見せのミニスカート、黒いバレイシューズの女性(きっと都外在住、27歳ってとこかな)。
4.テーブルのラテン人男性に手を差し出す、よれよれのTシャツにオリーブ色のシャツを羽織った額の広い男性、どこかセクシー(実は金持ち、年金カットは痛くも痒くもないギリシャ人、なんてね)。
5.ジャガーには珍しいベージュのロング車体がゆったりカーブを切る、ハンドルを握るのは、すっきりシニョンを結った女性(どう見ても旦那様が出張中の社長夫人)。
6.茶色のチワワを連れてヨックモックの紙袋にトイレグッズを入れた白髪の男性は、白い長袖Yシャツを第1ボタンまでとめ、グレイのズボンにベルトをしている(おそらく定年退職後の顧問も引退して2年目あたり)。
7.奥さんの教育成果著しく、レジ袋を下げたバミューダ姿の男性は、私の横で離婚話に花を咲かせる2人連れマダムをちらりと横目でとらえ、すくに視線を真っ直ぐに戻す(ようやく有給休暇取得に罪悪感を感じなくなった53歳サラリーマン、だね)。
8.店内を振り返ると、私より長居をしているのは、iPadを胸に抱えたままスマホをいじっている、最近珍しく染めていない黒髪ストレートヘアの女性(もしかすると聖心女学院の大学院、専攻は数学)
9.茶髪ロングに日焼け肌、大きな花柄アースカラーのシースルーのブラウスに、マイクロミニのパンツからすっきり伸びた足は12㎝高のウェッジソール(歩き方からしてモデルみたいだけど、この近所じゃ普通か)
10.クールビスの半袖シャツに上着を片手で握り、もう片方に黒い鞄を下げたグレイヘアの男性は、泣きそうな顔をして地下鉄の駅に急ぐ(今日も保険契約1件も取れなかった…って感じ)

カフェには、日本人言うところの「働き盛り」年代の外国人男性が次々に現れ、知り合いのテーブルに加わる。
白いボタンダウンシャツ、黒いTシャツ、どれも厚い胸板。
楠の木にあたる陽が傾いて、夕焼け色のきらめきが増すに連れ、
エスプレッソからビールやカクテルに鞍替え。

アルコールに縁のない私は、キャラメルチョコレートムースとカフェオレを平らげて、席を立つ。
つい目があってしまった、さきほどのギリシャ人。口元が「How are you doing?」と動いたから、
私も無音で「I’m fine」と答えた。
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by miltlumi | 2012-06-30 20:14 | 機嫌よく一人暮らし | Comments(0)

オンナの友情

 週末のランチタイム、親しい女友達を招いてのホームパーティでおしゃべりに興ずるのは、何よりの楽しみである。いつもは伸縮型のダイニングテーブルを大きくして掛けられる最大定員6名で開催するが、先日はたまたまこじんまりと3人だった。
 3人、というのはとてもいい数字である。2人だと話のネタが尽きて場が持たなくなることがあるし、4人だと2対2の対抗モードが強められたりする。その点3人だと、誰か一人がお休みしてても残りの2人が勝手にしゃべってくれるし、意見が割れても2対1なら圧倒的多数にうっちゃられる感もない。

 先日のメンバーは、幸い誰かが疲れるとか話題が途切れるとかいう心配は皆無だった。女性同士のおしゃべりの常で、話はびゅんびゅんかっ飛ぶ中、テーブルの上に投げ出された言説について、Yes、Noが分かれる。例えば、
 「甘いものが好き」なんていうカワイイものから始まり、
 「これまでつきあった男性のほとんどはサラリーマンではない」
 「目の前の仕事はつい反射的に一生懸命やってしまう」
 「アドレナリンはできるだけ出したくない」といった公私・仕事恋愛マターから、
 「自由を得るためにはある程度収入を犠牲にしてもいい」
 「自殺を考えたことがある」などという真面目なお話まで。
 そして発見したのは、これらのYes/Noが、3人ばらんばらんだということ。設問1にはAさんだけがNo、設問2はBさん…といった具合。その都度「きゃあ」と笑いながら少数派だった一人の前に手で線を引く。
 3人全員の共通点は多々あるのに、どうしてこうなるのかしらね~。チャートにまとめてみたら面白いんじゃない?
 
 それにしても、と一人が言い出す。これだけ盛り上がれるのは、3人それぞれ自己分析がちゃんとできてるからよね。おおお、その通り。きっかけこそ違うものの、皆これまでの人生のどこかで深く自分を見つめたことがあり、それが習慣になっている。「こいつ、自分のことわかってないなあ」という(普通はよくある)評価は出てこない。

 そして何より、お互いの価値観の違いを楽しもう、という大人の対応。「おんなじように感じてくれなきゃイヤ」なんて子供じみた要求も、「私にはわからないわ」という投げやりな拒絶も、ない。
 違いは、あって当然。自分の価値観を他人に押し付けるのはもちろんご法度だし、相手の価値観を認めようとしない態度は、友情を急速冷却させる。このあたり、意外に難しい。難しいから、本音までさらさずに表面的なおしゃべりだけでお茶を濁すことも多い。

 だから、何の遠慮もなくしゃべりちらして、お互いの共通点も相違点も楽しんで、最後は人生の悩み事相談ができる友達がいることは、本当にありがたいと思う。
 そうしいるうち、パーティが始まった正午から7時間近くが過ぎていた。じゃあまたね、と2人を見送って戻ると、窓の外はまだ薄明るい。夏至のあと初めての週末だった。
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by miltlumi | 2012-06-28 20:09 | 機嫌よく一人暮らし | Comments(0)

サプライサイド発想

 私が通うスポーツジムは、整体・マッサージの施術も行っている。受付カウンターで申し込むと、各スタッフ(親切にも顔写真入り)の得意分野(スポーツマッサージとか指圧とか)や「強め」「弱め」といった特長が書かれたリストを示され、好みのスタッフを指名できる仕組みになっている。
 先日、私の隣でそのリストを見ている初老の男性がいた。「2時からですと、ホンマとカワカミになります。フジナミは1時半から別予約が入っているので2時半からです」という受付のお兄さんの言葉に、本当はフジナミさんに施術してもらいたかったらしい彼は、こうのたもうた。
 「仕方ないな。まあホンマも働かせないといけないからな。ホンマでいいよ」
驚いた。と同時に、「…サプライサイド経済学」とつぶやいてしまった。本来の意味ではないが。

 私だったら、「ホントは強めの指圧が得意なフジナミさんがいいけど、ちょっと筋肉痛もあるし、たまにはスポーツマッサージもいいかな。だからホンマさんで結構です」と言ったであろう。あくまでマッサージを受けてだらだらほぐれたい、サービスの需要者、つまりデマンドサイドにいる。
 おじさんは、しかし、完全にサプライサイド、つまり供給側の発想なのだ。フジナミさんが空くのを待っていたら2時半になる。一方ホンマさんは2時からずっと遊んでしまうことになる。スタッフの稼働率を考えたら、フジナミさんが1時半から3時半までぶっ続けで働くより、2時から並行してホンマさんを働かせたほうが効率がいい。
 そこまで綿密かつ具体的に思考をめぐらしたわけでもなかろうが、そもそも「ホンマを働かせる」というボキャブラリー自体が、既にサプライサイドである。アナタはこのジムの執行役員か?
 こっそり顔を見たら、案の定「4年前までは生産管理部で工場ラインの効率的稼働に采配を振るってました」みたいな紳士であった。もうお金稼ぐよりも使う立場になったんだから、どんなサービス受けたいか、そっちのほうを考えようよ、って言っても、無理だろうなあ。

 そういえば昔、接待仕事でディズニーランドに行ったとき、思わず素で楽しみそうになる私の傍らで、上司が「さすがだなあ。この広い敷地内を整然と保つシステム。従業員の教育も徹底している」とうなっていた。デマンドサイドでアトラクションに感動するより、サプライサイドの経営方法に感心しているのである。骨の髄から仕事好きだね、と思った。

 しかし世の中は変わった。モノがあふれている今日の日本において、サプライサイドの効率重視という従来型第二次産業の発想ではもう限界が見えている。
 これからはデマンドサイドに立って、新たな需要創造をした者が勝ちだ、と金融マンが言っていた。
 情報社会学者の公文俊平氏は、産業社会の次に来ている情報社会では、製造とか効率とかではなく、「楽しさ」を追及することがキーになる、と言っている。
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by miltlumi | 2012-06-25 20:16 | マンモス系の生態 | Comments(0)

もうひとつの収集癖

 シールと並んで、小学校時代に私が夢中になった収集は、タイル。同世代の友人に言うと、「え、タイル?」とけげんな顔をされるが、少なくとも神奈川県西部の市立小学校では、流行っていた。
 住環境が急速に進化しつつあったあの頃、解体した木造家屋から出たのか、お風呂場の床にはられていた大小色様々なタイルが、廃材置き場などに無造作に散乱していた。正方形や卵形はもちろん、台形の四隅を丸くしたへちゃむくれ形もあって、バラエティーに富んでいた。中でも、大韓航空のスチュワーデスの制服のような薄青緑が特に好きだった。ぴかぴかの真っ黒な小粒(今思えば、あれはオニキスの黒だ)も、捨て難かった。

 しかしながら、その非実用度合たるや、シールの比ではない。形も大きさもまちまちだから、おはじきにもならないし(そもそもおはじきという遊びは最初から興味がなかった)、ビニール袋に詰めて漬物石にするには量が不足していた。それこそ左官屋にでもならない限り、無用の長物である(今ならちょっとしたアンティークとして、自分で漆喰壁を塗っちゃうようなDIY好きに売りつけられるかもしれない)。
 だから、というわけでもないが、収集熱が冷めて最後どうなったか、シールの場合とちがって明確に記憶している。アパートの窓から投げ捨てたのである。

 当時、3階建の社宅アパートの2階に住んでいた。私にあてがわれた部屋は北側の4畳半で、窓を開けると、長屋風の物置の屋根と砂利を敷き詰めた裏庭が見えた。その砂利めがけて、集めたタイルすべてをバラバラと放り投げたのだ。
 それまでの収集努力が水の泡、という寂寥ではなく、一体今まで自分は何をやっていたのだろう、どうしてこんなつまらないことに夢中になることができたのだろう、という不可思議感。楽しいことを何の疑問もなく楽しく続けていられれば幸せだったものの、本当の自分の気持ちに気づいてしまった、というような白けた気分。

 今でも、「夢中であり続けられない自分」を持て余すときがある。一瞬すごくのめり込むけれど、ふとした瞬間に「どうして私はこんなことをやっているのだろう」と立ち止まってしまう。その気持ちが浮かび上がったら最後、以前の純粋な楽しい気分は、もう戻ってこない。何も考えずにただ楽しめた、少し前までの自分へのノスタルジーと、また気づいてしまった、やっぱりそうか、という苦笑い。心の底から夢中になっている人々を、傍観者のようにぼんやりと眺めている。

 今でもよく憶えている。タイルを投げた後少しして、もう一度窓の外に顔を出すと、私より3・4歳下の社宅の女の子たちが、「わあ、こんなところにタイルがある!」とはしゃぎながら、夢中でタイルを拾っていた。ああ、彼女たちはあれを楽しむことができるんだ。でも私は、もう卒業してしまった。幼い者への羨望と、諦念。あの瞬間、少し大人になったようなきがした。
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by miltlumi | 2012-06-23 20:48 | マンモスの干し肉 | Comments(0)

収集癖と実用癖

 収集癖というものは男性の特徴、と以前書いたことがあるが、あれは間違いだ。女性にも収集癖はある。
 小学校の頃夢中になったシール。花や星模様やサンリオのャラクターの小さいシールが10㎝×20㎝くらいの台紙にずらりと並んだ、つるつるした平面。「お気に入り」のシールは、もったいなくて1度もどこにも貼らなかった。
 少ないお小遣いから捻出して買った3枚組のうち1枚を、別の柄を持っている友達と交換したり(「等価交換」という経済の基本原則実行の初体験だ)、シール本体はもったいないからと、型抜き後みたいな回りの部分をはがしてノートに貼ってみたり、ささやかな楽しみ方は色々だった。

 そして、同じ趣味を経験した女友達は、一様に口をそろえて言う。
 「そういえば、あれは最後どこに行っちゃったんだろう」
 あれほど大切にしていたのだから、ノートに貼りまくってオシマイ、というのはありえない。子供っぽい柄に突然飽きて、近所の小さい子にあげちゃったのだろうか。気づいたら、まわりの誰もがシールから卒業していた。休み時間に教室の片隅で物々交換する姿は、もうどこにも見られなかった。

 でも、あの頃以来累々と続いている収集癖がある。それは、リボン。誕生日のプレゼントやおしゃれな洋菓子の包装紙に巻かれた、色も太さも手触り感も千差万別のリボンが、ぎっしりと箱に入れられて、いつの時代もクローゼットの片隅に置かれている。
 封筒の裏に貼る以外は実用的意味のほとんどないシールとちがって、リボンは人に物を差し上げる時などの用途があるから、これほどのロングランなのだろう。
 でも実際には、一番のお気に入りはやっぱりもったいなくてなかなか使わず、友達へのプレゼントにも、2番手を選んでしまったりする。出し惜しみは許されない大切な人の場合も、とっておきのリボンをかけた包みをもらった相手は、パッケージを解いた途端、外側には何の興味も残さない。「このリボン、もらっていい?」と微笑めば、私の手から離れた時間はほんの数分で、再びこちらの所有物となる。

 しかし、貯め込むばかりでは増える一方だ。この歳になり、断捨離の一貫でお気に入り度の低いものからせっせと使おう、と思い立った(このあたり、死ぬまで収集し続ける男性にはない発想だ)。それは、ブランド名の入ったリボン。広告とパッケージに心血注ぐブランド品はリボンの品質も第一級だが、手編みのマフラーや自分で焼いたブラウニーに、イタリアンブランドをかけるわけにはいかない。実は使い道が少ないのである。
 結果、用途はもっぱら古新聞を結わく紐がわり。丈夫だし。今朝の新聞・雑誌は、エルメスとミキモトとセリーヌ。ぎゅぎゅっと縛りながら、屈折した優越感が湧き上がる。無意味な「収集のための収集」が、全き実用に転換する瞬間。マンションのリサイクル置き場で異彩を放つであろう、私の古新聞。
 オンナ(というより私だけか)は、どこかやっぱり実用的で見栄っ張りである。
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by miltlumi | 2012-06-21 21:10 | マンモスの干し肉 | Comments(0)

誘惑だらけのスィーツ

a0165235_2042882.jpgソウルの街は、東京と比べ物にならないほど
カフェが多い。
スタバも頑張っているが(値段は日本と同じ位)
なぜかフレンチ風も結構目につく。
Paris Baguette、とかね。
それよりなにより、
ローカルチェーンのカフェがたっくさん。

そのうちのひとつ、Cafe bene。
宇治金時の写真につられて入ったら、
チーズケーキやチョコムースもずらり。
可愛くないことに、スタバを真似て
値段の横にカロリーも書いてあるけど、
旅のカロリーは食べ捨て(?)
生クリームたっぷりのバナナワッフル、
チョコ&キャラメルソースがけ。幸せ~

宇治金時は、₩9800と言われて、
ちょちょちょっと、高過ぎない!?と思ったが、
出てきたのは、その価値は十二分にある巨大サイズ。
生クリームにかりかりのアーモンドが効いてて、すんごく美味しい。
隣のテーブルの女子高生みたいな3人組が1つだけ注文しながら半分くらい残してるのを横目に、
連れと私はきれいにいただきました♪

カフェによって「イチ押し」メニューがあるようで、蜂蜜と生クリームをこってりかけた分厚いトーストや、
果物満載のワッフル、可愛いデコレーションを施したカップケーキなどなど、いろいろあるみたい。
全部制覇するには、長い旅程とダイエットとの訣別が必要だ。

a0165235_2052679.jpg市場では、櫛形にカットされた瑞々しい果物が
串刺しで売られている。
氷を敷き詰めた上に並べているから、
ちゃんと冷たい。
「甘い?」「甘いよ~」
20歳にも満たないような可愛いお兄さんの
言葉どおり、パイナップルはサイコーでした♪



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旅の最後の締めくくりは、
初日から目をつけていた、揚げパン。
日本のあんドーナツや
ねじりパンみたいな形をしている。
平べったいのが野菜入り、
まん丸があんこ入り。
迷わずまん丸を買う。
さくっとかじると、衣はお餅みたい。
ほんっとにシアワセな旅でした♪ 
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by miltlumi | 2012-06-19 21:02 | Seoul Trip | Comments(0)

ソウルの市場ご飯

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a0165235_912940.jpg朝粥目指して出掛けた南大門市場、
目当てがなくて早々に諦め、
カウンターがずらり並ぶ一角へ。
どこもカルクッスとビビンパプのお店らしく、
「どこも同じよ~。いらっしゃい」と
日本語で呼び込みがかかる。

金属のどんぶりに麦ごはんをよそって、
カウンターに並ぶ野菜・キムチを乗せるだけの
ビビンパプ(写真中)はすぐに出てくる。
定番のキムチに、お味噌汁つき。
茹でるのに時間がかかるカルクッス(写真奥)が出てくるまでに、
なんと冷麺の小皿。じゃーじゃー麺のように汁がなくて甘辛い味噌で和える(写真手前)。
「サービス、サービス」
朝からすごいご馳走(?)。これ全部で₩9500。安い。

a0165235_972093.jpg景福宮の西側、1本道の通仁市場は
こじんまりして歩きやすい。
お昼時は、店のおばさんたちが集まって
自分ちの商品を持ち寄って食事をしている。
チヂミとキムパプ(海苔巻き)を買う。

結局、トッポッギや焼肉、石焼きビビンバは食べる機会がなかった。
他にもフグやタコも美味しいらしい。やっぱりぜったい食べ尽くせない。
ソウル、リピーターになりそう。
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by miltlumi | 2012-06-18 09:13 | Seoul Trip | Comments(0)

ソウル食べ尽くし…できない

a0165235_8463523.jpgソウルの食べ物は、
最初からかなり期待していたが、
その期待を上回る美味しさ&楽しさだった。

まずはオーソドックスに参鶏湯。
石焼きビビンバの鉄鍋で
ぐづぐづと煮え立ったスープ。
若鶏まるまる1羽。
食べきれるの!?と思うが、食べきれる。
こちらで₩14,000(約980円)。

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映画「猟奇的な彼女」のロケが行われたという
新村駅近くのお店でのプデチゲ。
写真の大きなお鍋で、二人前。
ソーセージやスパムにインスタントラーメンと
かなりジャンキーな素材だが、
味はしっかりKorean。
ちょうどいい辛さが、あとをひく。
一緒についてくる五穀米がヘルシー。
これも₩7,000(約490円)。

a0165235_853717.jpgソウル駅と市庁駅の間の金融オフィス街、
東京の大手町みたいなところにある、
チョンウォンスンドゥブ。
もやし・海苔・コチュジャンが入ったボールで
スンドゥブチゲとご飯を混ぜて
ビビンパプにするのが、このお店の特徴。
20時過ぎの店内は、一仕事終えたおじさんが
マッコリの勢いでくだまいたり、
残業途中のOLがお財布だけ持って
ささっと夕飯を済ませたり。
エゴマや蕪の葉のキムチも美味しい。
偶然にもこちらも₩7,000(約490円)。

ソウルを旅行するときは、1日は基本的に朝食・昼食・夕食であることを棚上げしても、とても食べ尽くせるものじゃない。
だから、間違っても、ホテルの朝食ビュッフェでオムレツやペイストリーといったありきたりの西洋料理でおなかいっぱいにしたりしてはいけない。街は朝から晩まで、ローカルフードの誘惑に満ちている。

#追記:
当初Upload時、参鶏湯を₩7,000と書きましたが、₩14,000の間違いでした。謹んでお詫びするとともに、訂正させていただきます。
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by miltlumi | 2012-06-17 09:02 | Seoul Trip | Comments(2)

風水のソウル

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ソウル、といえば、明洞。韓国の渋谷センター街、もしくは竹下通り。
あるいは、焼肉・キムチ、ときどき宮廷小皿料理。
そんなイメージしか、持っていなかったけれど。

景福宮が、すごかった。
南から、光化門、興礼門、勤政門と続き、さらにいくつもの宮殿が、北に向かって一直線に並ぶ。
その背後に、北岳山。そこから南に向かって吹き下ろす「気」の通り道の、
そのど真ん中に位置するという。

a0165235_2055377.jpgまさに、そのとおり。
石段に腰かけて、特徴ある山の頂を仰ぐと、
確かに、明らかに、
清々しくてパワフルな「気」が感じられた。

1395年、李氏朝鮮の太祖李成桂が、
風水理論に忠実に従って、築いた都、ソウル。
我々の国が、この美しい門を退けて朝鮮総督府を置いたのは、
どうあっても品のいい行為とは言い難い。

大論議の末、2010年に総督府が撤去されて光化門が修復されたことは新聞で知ったけれど、
そもそも李氏の王族が、戦後いつどうなったのか、私は知らない。学校で教えてくれなかったから。

「韓国と言えば?」という質問に対する、日本人の最多の答えは「ペ・ヨンジュン」
「日本と言えば?」という質問に対する、韓国人の最多の答えは「伊藤博文」
この違いを、日本人としてどう受け止めるか。
サムソンの経営本を読む前に、勉強すべきことがあるのではないか。
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by miltlumi | 2012-06-15 21:09 | Seoul Trip | Comments(0)

当世結婚式2次会事情

 久しぶりに結婚式の2次会に招待されたが、あいにく先約があって行けなかった。出席した同年代の友人に会ったら、「すっごかったぜぇ~っ新婦の友人、髪こぉーんなにしちゃってさあ」と、アタマの上で腕をくねくねと振り回していた。派手に結い上げている、という意味らしい。え、で、それが何か?

 我々の適齢期、新婦の友人と言えば、当時絶頂期だった松田聖子を真似てかどうか、パステルカラーのふんわりドレスに白いハイヒール、髪を花やリボンで飾って場を華やげるのがお約束だった。
 バブルがはじけた頃からすっかり大人しくなり、シンプルな黒のワンピースに大ぶりなコサージュでもつければ事足りるようになったはずだが、今日び、また聖子ちゃんが復活したのかしら。
 
 …なんて当世パーティファッション事情を、彼は言いたかったわけではない。ぽかんとしていた私は、「だからぁ、あいつ、東大財務省だろっ」と言われ、ようやく気づいた。
 新郎は、東大法学部を優秀な成績で卒業し財務省に入省、XX大学への留学を経て海外勤務の経験も積み…、というやつである。たしか新婦はまだ30そこそこ。30代後半まで独身を貫いた彼が惹かれたのは「さばさばした性格」、というから、さぞかしさっぱりと拘らないタイプの女性かと思っていたが、御学友はそうでもないらしい。
 ○○ちゃんが東大卒財務省のエリートと結婚したって!えっ、私、披露宴行く行く! ガンバルぞ~、お互い抜け駆けなしね、ってなもんである。そりゃー、最近のファッショントレンドがどうあれ、着飾らずにおられようか。就活じゃないんだから、目立たず騒がずみんなと一緒の黒スーツ、の真逆を行かねばならない。おのずと髪の毛も逆立つわけだ。すごいなー、見たかったなー、行きたかったなー、私も振袖着て行けばよかったなー。

 アタマが回り出した私は無性に腹が立ってきて、友人に噛みついた。そんな、東大・財務省だって言うだけで、ちょっと物欲しげすぎるんじゃないですか? 安定した公務員が人気って、そんな「寄らば大樹」の発想、嘆かわしい。そもそもオトコに一生食わせてもらおうっていう、その魂胆が気にくわない。
 (ここでなぜか話が飛ぶ)指輪くらい、欲しけりゃ自分のお金で買いなさいよっ。オトコにサイズ言うなんて、品がなさすぎ。(矛先はすっかり別方向)ほいほい買っちゃうオトコに限って、耳に穴開けてない彼女にピアス贈ったりするんですよっ。

 未婚・既婚問わず、経済的自立は女性の武器だと信じている。コレもんのヘアスタイルも、まあ武器と言えば武器だが。
 ひとしきりまくし立てて、ふと我に返る。招待された大学の友人の結婚式での席次、新婦友人と新郎友人、…同数じゃん。こりゃあ「友達の結婚式で頑張る」という発想が出てこないわけだ。既にお気づきの通り、この度の2次会も私は新郎側。
 前回エントリーに次ぎ、今日もただの僻み話でした。
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by miltlumi | 2012-06-10 08:27 | マンモスの干し肉 | Comments(0)