稲盛和夫氏のマンモス道

 稲盛和夫氏がJALのCEOに就任されたことが話題になっている。法的整理に追い詰められた巨艦を立て直すべく、報酬ゼロで重責を担われるその志は素晴らしいと思う。でも。ごめんなさい。私は、どうしても理解できない。なんで好き好んで(あるいはもしかしたら、好んでないかもしれないのに)あんなMission impossibleを引き受けるのか。世界的に功なり名を遂げ、(おそらく)余りある資産を手に入れ、そして何よりも77歳というご高齢で、どうして?
 この疑問を複数の男友達にぶつけたところ、「名声欲しさなんじゃないの?」という声もあれば、「世の中に対するご恩返しでしょう」という意見もあった。いずれにしても、私のように理解不能というコメントは皆無だった。
 でも。名声はとっくに獲得なさっているだろう。ご恩返しといったって、もう少し体力消耗の少ないやり方があるだろう。ではなぜ? 
偏狭な発想からは、どうしても「マンモス」DNAのなせる技、としか思えない。

 稲盛氏は、無名のベンチャーを立ち上げて以来数々の狩り場で活躍され、独自のノウハウを編み出し、多くのマンモスを倒してこられた。今や稲盛マンモスの分け前に与かっている人々((京セラやKDDIグループの従業員さん達)は10万人くらいいるのではないか。稲盛氏自身、もうマンモスなんて必要なはずがない(年をとると脂っこいものは食べたくなくなるし)。
でも、極めてしまった狩りのノウハウの集大成としてのJAL再生。そこにはもうマンモスはいないかもしれない。「これからの世の中、量じゃなくて質、大味なマンモスの肉よりジビエ」とかお客様から言われるかもしれない。でも、だからこそ、自分のこれまでのマンモス経験を全て投入して、未知の課題をクリアするのだっ 例え満身創痍になろうともっ 嗚呼、XY遺伝子の血沸き肉躍る瞬間!? (ごめんなさい、稲盛さん。そんな冗談でJAL再生ができるわけないことはわかってます。わからないけど)
 
 私の干し肉理論に共感してくれている友達からメールが届いた。マンモス系夫から、時の人が書いたものはさぞ面白かろうと稲盛氏執筆の本を手渡された。目次を見ると、「『前向きにマンモスを狩る心構え』『日々の努力がマンモスを射止める』『マンモスがいないときこそ筋トレをしろ』『より巨大なマンモスを求める生き方の極意』みたいな本で、『もう私は全然マンモス狩る気もないし興味もないもんねー』と思った」(メール原文のまま)そうだ。 
 のんびり干し肉干すことに本能的な喜びを見出す私達と、マンモス君達とは、絶対わかりあえない、と割り切ったほうがお互い幸せである。

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by miltlumi | 2010-01-31 14:59 | マンモスの干し肉 | Comments(0)
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