当世結婚式2次会事情

 久しぶりに結婚式の2次会に招待されたが、あいにく先約があって行けなかった。出席した同年代の友人に会ったら、「すっごかったぜぇ~っ新婦の友人、髪こぉーんなにしちゃってさあ」と、アタマの上で腕をくねくねと振り回していた。派手に結い上げている、という意味らしい。え、で、それが何か?

 我々の適齢期、新婦の友人と言えば、当時絶頂期だった松田聖子を真似てかどうか、パステルカラーのふんわりドレスに白いハイヒール、髪を花やリボンで飾って場を華やげるのがお約束だった。
 バブルがはじけた頃からすっかり大人しくなり、シンプルな黒のワンピースに大ぶりなコサージュでもつければ事足りるようになったはずだが、今日び、また聖子ちゃんが復活したのかしら。
 
 …なんて当世パーティファッション事情を、彼は言いたかったわけではない。ぽかんとしていた私は、「だからぁ、あいつ、東大財務省だろっ」と言われ、ようやく気づいた。
 新郎は、東大法学部を優秀な成績で卒業し財務省に入省、XX大学への留学を経て海外勤務の経験も積み…、というやつである。たしか新婦はまだ30そこそこ。30代後半まで独身を貫いた彼が惹かれたのは「さばさばした性格」、というから、さぞかしさっぱりと拘らないタイプの女性かと思っていたが、御学友はそうでもないらしい。
 ○○ちゃんが東大卒財務省のエリートと結婚したって!えっ、私、披露宴行く行く! ガンバルぞ~、お互い抜け駆けなしね、ってなもんである。そりゃー、最近のファッショントレンドがどうあれ、着飾らずにおられようか。就活じゃないんだから、目立たず騒がずみんなと一緒の黒スーツ、の真逆を行かねばならない。おのずと髪の毛も逆立つわけだ。すごいなー、見たかったなー、行きたかったなー、私も振袖着て行けばよかったなー。

 アタマが回り出した私は無性に腹が立ってきて、友人に噛みついた。そんな、東大・財務省だって言うだけで、ちょっと物欲しげすぎるんじゃないですか? 安定した公務員が人気って、そんな「寄らば大樹」の発想、嘆かわしい。そもそもオトコに一生食わせてもらおうっていう、その魂胆が気にくわない。
 (ここでなぜか話が飛ぶ)指輪くらい、欲しけりゃ自分のお金で買いなさいよっ。オトコにサイズ言うなんて、品がなさすぎ。(矛先はすっかり別方向)ほいほい買っちゃうオトコに限って、耳に穴開けてない彼女にピアス贈ったりするんですよっ。

 未婚・既婚問わず、経済的自立は女性の武器だと信じている。コレもんのヘアスタイルも、まあ武器と言えば武器だが。
 ひとしきりまくし立てて、ふと我に返る。招待された大学の友人の結婚式での席次、新婦友人と新郎友人、…同数じゃん。こりゃあ「友達の結婚式で頑張る」という発想が出てこないわけだ。既にお気づきの通り、この度の2次会も私は新郎側。
 前回エントリーに次ぎ、今日もただの僻み話でした。
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by miltlumi | 2012-06-10 08:27 | マンモスの干し肉 | Comments(0)
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