一周忌とか三周忌とか七回忌とか、あれは生きてる人のためのものだよね。
それが証拠に、三十三回忌を一つの区切りとして、その後やらないもんね。 先週、オフィスの人たちがそんな会話をしていた。 人の死は2回ある。 最初はその人が亡くなったときで、次はその人を憶えている人が皆無くなってしまったとき。 その人を知っている人が多ければ多いほど、「長生き」できる。 でも33年もたてば、若くして亡くなった人でない限り、その人を憶えている人は減ってしまい、 誰に看取られることもなく、ひっそりと永遠の死を迎える。 その点、ミルトとルミのすべてを、本当の意味で憶えているのは私だけだから、 なんだか可哀そうな気がする。 だから私が、たくさんたくさん思い出してあげないと、うまく釣り合わない。 1年前に逝ったのはルミのほうなのに、 思い出すときはどうしてもミルトとルミのパッケージになってしまう。 一人きりになってからのルミは、あれほど好きだった抱っこも嫌がるようになって、 いつもさみしそうだったから。 がんばって、がんばって、あの暑い夏を乗り切って、 1年前の今朝まで、最後の力をふりしぼって生きてくれた。 ありがとう、ルミ。 今年の夏、あまり冷房をいれなかったのは、節電のためじゃない。 私は犬のいない生活にすっかり慣れてしまった。 ごめんね、ルミ。
by miltlumi
| 2011-08-27 20:59
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