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男性優位の法則

 先般から、Solution Provider自慢話といったマンモス系男性の習性について言及してきたが、もう少し突っ込んだ関係、つまり両性の合意が成り立った後はどうなるか。この場合ケーススタディーの数が限られるため、一般化が立証されていない点はあしからず。。。

 まず、Solution Providerの態度は基本的に変わらない。「今日職場でこんなことがあって…」と言えば、ここぞとばかりに解決策を提示し始める。それが適切なら、一応役には立つ。私は極めて律儀な人間で、かつ昔は男女の機微もわからぬ単細胞だったので、彼から「今日会社で…」という話が切り出されると、日頃のお返しにと、彼と同じ様にSolution提供したことがあった。結果は悲惨であった。だんだん機嫌が悪くなり、最後には「オレの仕事に口出しするな!」 男性は、こちらの打ち明け話にはSolutionモードで臨むものの、女性がそれをやると自分の狩りの仕方に文句付けられたようで、痛くプライドを傷つけられる。ここはミルトンモデルで「そうなんだ~」と曖昧な相槌を打つのが可。さらに「でも、やっぱりアナタが一番!」とよいしょすると尚可。さそりいのししさんから「オトコの自慢話は自信のなさの表れ」というコメントをいただいたが、松マンモスならともかく、竹・梅マンモス程度の男性は所詮自信のない生き物。仕事の愚痴をこぼしながら、実は褒めてもらいたくて仕方ない。

 かくして単純に自信を取り戻すと、俄然Solution Providerモードに。あるとき、相手をいい気分にさせようと、そういう話題を持ち出してみた。訳知り顔でSolutionを考え出してくれると思いきや… 「このマッシュルームソテー、美味しいね」??? 相手が話を逸らしたくなるほど難しい、高いボールを投げては、決していけない。さらに、今気づいたのだが、そこで私が話したのは「人の話を聞かず自分が正しいと信じて疑わない男性上司に、リーダーとしてもっと大きくなってもらうためにどう気づきを与えればよいか」という内容だった。マンモス系にマンモス系対策を聞くなんて、愚の骨頂であった。

 一言で言えば、マンモス男性はいつでもどこでも優位に立っていたい。もうDNAにインプリントされた宿命。しかも、そんなとこで見栄はらなくても…という場面でさえ、優位を保とうとする。
 これは複数同様の実態を入手した例。一緒に束の間うたた寝をしていて、こちらが先に目を覚まし、相手を起こさぬよう静かに寝顔を眺める。彼がふと目を覚まし、こちらを振り向く。すると彼は一言「起きたの?」 …いえ、私は先に起きてて、今起きたのはアナタ。でも「ううん、さっきから起きてたよ。あなたが寝てたのよ」なんて、決して言ってはいけない。「そんなことないよ。寝てないよ。キミが寝てたんだろう」「寝てたじゃ~ん」「いや、オレは寝てない」 極めてつまらんけんかになる。男女関係の亀裂はいたるところに発生しうる。
by miltlumi | 2010-03-10 09:17 | マンモス系の生態 | Comments(2)
Commented by zelan at 2010-03-10 21:27
男性に解決を示すときは、「こうしたら?」でなく「私ならこうしちゃうにゃー、へへ」てなニュアンスでやると意外に琴線に触れたり、とかってことがありますですね(笑)。プライドが高いってことは本質的プライドがむしろ脆弱なのでせうか。でもそれって「ゆえなく自分が自分であるということにおいて自信タップリ」的女子(時々見る)よりよほど好きだな。(是蘭)
Commented by miltlumi at 2010-03-10 21:43
うーん、それは是蘭が是蘭であるからできる技ですな。
男性のプライドが脆弱であるがゆえに強固である、というのは事実な気がする。まあ、ゆえなく自信たっぷりで自分にギモンを持たない男子もいますが。
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